25年の《倒産件数》が「12年ぶりに1万件を超えた」理由。26年は"企業の優勝劣敗"が加速

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倒産件数の推移
倒産件数の推移(写真:帝国データバンク)

しかし、コロナ禍の収束に伴い各種支援が段階的に終了したことで、22年以降、徐々に倒産は増加。25年の倒産件数は、21年からわずか4年間で1.7倍にまで膨れ上がった。

この倒産急増の背景には、コロナ禍に延命した企業が力尽きたことが挙げられる。ポストコロナにおいて受注が戻らない、客足が戻らない、生活変容に対応できないなどの要因で倒産に至った。特に、コロナ禍以前から財務体質が脆弱だった企業は、昨今の「人手不足」と「物価高」に対応できる余力がなかった。

集計開始後、初の400件超え

25年の倒産のなかで「人手不足」が要因となった企業数は427件で、集計開始後初めて400件を超えた。

求人を出しても求職者が求めるような条件には届かず、人材が集まらなかった結果、受注をさばけない、あるいは人がいないため注文を受けられないなどの機会損失が発生した。

人手不足
25年の倒産のなかで「人手不足」が要因となった企業数は427件だった(写真:帝国データバンク)

特に、高度な技術を持つ人材や、経験値の高い人材は引く手数多で、同業者間での取り合いが発生する。

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