宴会の大皿にポツンとからあげ…冷めゆく「最後の一個」に実は呼び名があった!? 日本各地で違う言い方、その由来とは?

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大皿料理の「一つ残し」。日本各地でこの慣習があり、それぞれの呼び名があるらしい(写真:dejavu/PIXTA)

大皿料理の「最後の一つ」がなぜか皿に残り続け、参加者も自分自身も手を付けようとしない。会食でよく見る光景だ。かしこまった席ならともかく、気心の通じた友人間でもよく起こる。

聞けば、日本各地でこの慣習があり、それぞれの呼び名があるらしい。新年会真っ盛りの季節に、いったいなぜなのかを探ってみた。

皿の上で冷めゆく「最後の一個」

「また、一個だけ残っている」。

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当記事は、AERA DIGITALの提供記事です

居酒屋で、ポツンと大皿に取り残されているのは一個のからあげだ。

大盛りで給仕されたときには我さきにと手が伸びたのに、なぜか一個が残り、冷え切っていく――。

会食で、かねて不思議に思う光景だ。大皿料理の「最後の一つ」に誰も手を付けず、残り続けるのだ。

目上や取引先が相手の宴席ならまだわかる。だが、古い友人同士の飲み会でも、この不思議な現象が毎度のように起きる。自分自身が、その一個を残し続ける当事者でもあるのだが、なぜかを突き詰めたことはなかった。

聞けば、日本各地にこの慣習があるようで、それを指す方言が存在するという。

「各地で、どの時代からこうした言葉が定着したかを特定するのは難しい」と前置きしたうえで、わかっていることを教えてくれたのは、方言に詳しい東京女子大の篠崎晃一教授(社会言語学)だ。

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