アウディが5ドアの新型A1を発表、過去最高を記録した昨年の販売台数更新に弾み

アウディが5ドアの新型A1を発表、過去最高を記録した昨年の販売台数更新に弾み

アウディ ジャパンは4日、コンパクトカー「Audi A1」の5ドアモデルである「Audi A1 Sportback」(=写真=)を発表した。これまで3ドアタイプしかなかったA1に日本での需要が高いとされる5ドアのモデルを加えることで、昨年更新した国内年間販売台数の更新を狙う。

2011年1月に発表したA1はアウディ初となるコンパクトモデル車種で、昨年1年間のアウディジャパン販売台数の約2割となる4200台を売り上げた。 

12年以降もA1をはじめアウディブランドの販売は好調だ。12年の1~4月の国内のアウディ販売台数は7793台と前年同期比で20.3%増と前年を上回るペース。今年1月の新春会見でアウディジャパンの大喜多寛社長は「12年は前年比で1割程度の販売増を見込む」との見解を示していたが、それを上回るペースで販売台数を伸ばしている。さらに今回発表の新型A1の投入で、昨年過去最高となったアウディジャパンの年間販売約2.1万台(10年比26%増)の大幅更新に向けて、弾みをつける。

新型A1は排気量1400ccの直噴ターボエンジンを搭載。アイドリングストップ機能やエネルギー回生システムを備え、国の新しい燃費基準JC08モード燃費17.8キロメートル/Lを達成、エコカー減税、補助金対象モデルとなった。12年末までの目標販売台数は2200台で、価格は約293万円からという設定だ。

300万円を切る今回の価格戦略について大喜多社長は「特に300万円というラインを意識はしていない。装備を取り払い、何もついていない状態で値段を出すこともできる。しかし、日本の消費者はフルで装備を着けたいというニーズが高い」と述べ、以前からアウディ本社と交渉し、HDDナビやスピーカーシステムなどの装備搭載車を大量発注、生産をすることで価格を抑えた点を強調した。

また、プレミアムコンパクトにおけるライバル車については「(BMWブランドの)『MINI(ミニ)』になる」(大喜多社長)と述べ、同車との差別化については「MINIはA1とは違う走りをするので、それぞれ好みで選んでもらえればいいと思う」と語った。

(又吉 龍吾 =東洋経済オンライン)

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