【トヨタのガズーレーシングのような存在になるのか】ホンダがカスタマイズブランド「HRC」の新戦略を発表、"ホンダ=挑戦"の図式を再構築

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WR-VトレイルスポーツHRCコンセプト
WR-VトレイルスポーツHRCコンセプト(写真:筆者撮影)

これに関してホンダは、HRCブランドを「今後のスポーツモデル強化の柱として位置づけていく」という。ここ最近のホンダは、先に述べた3ドアクーペのプレリュードはもちろん、「ヴェゼル e:HeV」や2月発売予定の「CR-V e:HeV」などのSUVにも、内外装にスポーティーな装備を施した「RS」グレードを新設定している。そして、こうした取り組みは、近年「ホンダのブランドが独自性を失ってきた」ことも理由の1つのようだ。

たとえば、プレリュードを24年ぶりに復活させた背景。もともと、このモデルは、80年代の2代目や3代目が当時としてはかなり斬新なデザインだったことなどにより、女性からも大きな支持を獲得。女性を誘ってドライブするのに最適なクルマ、いわゆる「デートカー」ブームを牽引した立役者だった。

無限からの出展となる「無限プレリュード スペック.Ⅲ」
無限からの出展となる「無限プレリュード SPEC.Ⅲ」(写真:筆者撮影)

そして、そんなプレリュードが一世を風靡した80年代のホンダは、F1参戦などで「挑戦する自動車メーカー」としてのイメージも強かった。だが、同社の独自調査によれば、近年はそうしたイメージも薄れているようで、とくに「年齢層が下がるにつれて好感度が低下」する傾向だという。

そこでホンダは、他社にない電動専用スポーツモデルであるプレリュードを投入することで、「挑戦のイメージ拡大や他社との差別化を図っている」という。また、ほかの既存SUVモデルなどでも、スポーティーなRSグレードを設定することで、かつての「挑戦するメーカー」といったイメージを再び強めようとしているようだ。

ブランドの再構築

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とくに今回新設するHRCは、ホンダいわく「F1とMotoGPという4輪と2輪の頂点といえるレースに参戦する唯一の存在」。しかも、先に述べたとおり、バハ1000などのオフロードレースでも活躍しており、まさにホンダの全レース活動を象徴している。そんなHRCブランドのアフターパーツなどを装着することで、ホンダ車をよりスポーティーなイメージへ高めることが可能なことは確かだろう。

ともあれ、新設するHRCブランドが、果たしてどのような商品群を生み出し、ユーザーからどのような反応を受けるのかが今後注目だ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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