米菓トップの亀田製菓が海外ライバルに挑戦状、中国で富裕層狙い《オール投資・注目の会社》
とはいえ、米菓の製造工程はほかの菓子と比べて複雑だ。たとえば柿の種は、原料のコメを蒸して餅状にし(蒸練)→成形した後、冷蔵→切断→乾燥→焼き→味付け→仕上げ乾燥と、工程が目まぐるしく移る。温度や湿度の管理も難しい。湯気の立ちのぼる蒸練工程と成形後の冷蔵工程では、工場内の温度が大きく違う。海外拡販を見据え現地生産を拡大するには、日本から製造設備の調達や技術者派遣などの対応が求められてきそうだ。
国内で培った米菓製造のノウハウを、海外で生かし切れるか。亀田製菓は4月6日に東証2部から1部に昇格したばかり。マーケットからも熱い視線が注がれる。
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(平松さわみ =オール投資2012年6月1日号)
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