「体調悪くても一生懸命生きようと……」診てくれる病院が少ないカメレオンの飼育。<初期費用20万、毎月1万>、犬猫並みの覚悟を要する現実

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ブログやYouTubeを始めたことで、カメレオン飼育についての質問を受けることも多くなったが、決して「エサはどのくらい与えれば大丈夫」「室温は何度を保ちましょう」などと断定した回答はしないようにしているという。

「本当に、その個体によって違うので、様子を見ながら最適解を探していかなければなりません。エサの量も環境も寿命に直結するので、その子が適切に健康を維持できる状況を知って、お世話してほしいと思います」

カメレオンは、手間もお金もかかるペット

カメレオン飼育には、犬や猫と同程度まではいかないものの、手間もかかればお金もかかる。

山村さんが初めて飼育したパンサーカメレオンのかーくんの場合、生体価格を合わせて初期費用は約20万円程度かかった。

パンサーカメレオンの生体価格は、3万円から10万円程度。日本でペットとして人気の高いエボシカメレオンは8000円から4万円程度。どちらも店側の飼育コストと比例して、年齢を重ねるほど値段も高くなる。

また、一般的な飼育セット以外に、加湿器、病院などへの移動用バッグ、日光浴用のケージ、体重計、ネットワークカメラ、スマート家電用のリモコンなども必要になる。

エアコンも加湿器も年中稼働させるため、定期的なフィルター掃除も欠かせない。毎月の維持費は、エサ代、医療費、光熱費を合わせて1万円程度かかるという。

【カメレオン飼育における毎月の維持費(山村さんの場合)】
・生餌 3000円~
・生餌のエサ 1500円~
・サプリメント 150円~
・給水器のフィルター200円~
・止まり木の交換 1000円~
・清掃用品 300円~
・医療費 500円~
・光熱費 3000円~

日常的にお世話にかかる時間は、1匹につき、1日1時間程度かかる。

【日常的なお世話】
・体重測定
・食事
・排泄物の処理
・ケージの清掃
・日光浴
・生餌(コオロギ)のお世話
変温動物であるカメレオンが体温を上げるため、人工照明で日光浴させる「バスキング」は欠かせない(写真提供:山村さん)
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