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25年の《映画興行収入ランキングTOP10》が示す「新たなヒット傾向」。『鬼滅の刃』『国宝』が牽引!アニメ人気は新局面、邦画実写でも動きが

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一方、クラウドファンディングで資金調達を実施した、サブスク制の新たなミニシアター・シネマリスが東京・神保町に12月19日に開館する。市況は厳しいが、ミニシアターの灯火は消えてはいない。

大盛況の2025年に顕在化した市場の課題

我妻善逸(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

大ヒット作に恵まれた25年の年間興行収入は、歴代最高の19年の2611.8億円を超えそうな情勢になっている。

それは業界にとって喜ばしいはずだが、別の問題も浮上する。そこに顕著に表れるのは、市場における東宝1社の圧倒的な強さだ。

大高氏は「邦画、洋画にかかわらず、多様なジャンルのヒットが生まれ、多くの映像関係者がそこに携わることができる場が必要。メガヒットも大事だが、1本当たりの観客数をどう上げていくかに映画業界は腐心していくべきだろう。全体の興行のパイは、競合の形があってこそ大きくなっていくのだと思う」と警鐘を鳴らす。

今年の邦画実写は、従来の枠組みとは異なる新たな製作スタイルからヒット作が出てきた。それは、企画次第で大きな結果が生まれる市場であることを示している。

「製作委員会方式がさまざまな局面で行き詰まりを見せ始めたなか、必ずしもうまくいっていなかったファンド方式の新展開など、これからいろいろな製作の形が出てくるでしょう」(大高氏)

『国宝』の規格外の大成功は、映画業界の意識を変えた。その意味で25年は、次なる時代へ向けた新たな動きが始まる年になるのかもしれない。26年以降の邦画実写に注目したい。

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