25年の《映画興行収入ランキングTOP10》が示す「新たなヒット傾向」。『鬼滅の刃』『国宝』が牽引!アニメ人気は新局面、邦画実写でも動きが

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

後者の『国宝』は、邦画実写の歴代興収記録を22年ぶりに塗り替えて、同歴代1位に立った。最終興収では185億~190億円を視野に入れるが、この先発表される「第98回アカデミー賞」国際長編映画賞のノミネートいかんではさらに興収を伸ばすかもしれない。作品の題材になった歌舞伎は社会的ブームになるなど、今年一番の話題作と言えるだろう。

この2作だけでも近年稀に見る破格のヒットなのだが、それだけで終わらなかったのが今年だ。年間ランキングで続くアニメ2作も100億円を超えるスーパーヒットになっている。

TOP10

異次元のレベルに達したアニメ人気

コナン
『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(C)2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

3位の『名探偵コナン 隻眼の残像』は、前々作『黒鉄の魚影』、前作『100万ドルの五稜星』に続き、シリーズ3作連続の100億円超え。10年代後半から右肩上がりで興収を伸ばしてきたが、100億円台がもはや当たり前の鉄板シリーズとなっている。

次ページ少年漫画の映画化作品が人気を集めた
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事