JR仙石線「マンガッタンライナー」撮り続けた人生 震災乗り越えた車両引退、思い出を次代につなぐ

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仙石線 マンガッタンライナー
仙石線を走る「マンガッタンライナーⅡ」(撮影:武川健太)

宮城県石巻市に住む人で「マンガッタンライナー」を知らぬ者はいない。マンガッタンライナーとは『仮面ライダー』『サイボーグ009』『秘密戦隊ゴレンジャー』『がんばれ‼ロボコン』といった、故・石ノ森章太郎のキャラクターが車両いっぱいに描かれたJR東日本の列車で、2003年3月22日、仙石線(あおば通―仙台―石巻間)で運行を始めた。

なぜ石ノ森のキャラクターなのか。そこには石ノ森と石巻の関係がある。石ノ森は石巻から約40km離れた宮城県登米市の出身。学生時代、登米市から自転車で3時間かけて、石巻市内を流れる旧北上川の中洲に建っていた映画館に通い詰めていた。そこで数多くの映画を見たことがその後の創作の原点となった。

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石ノ森章太郎ゆかりの地を走る

その中洲の真ん中に、石ノ森の作品群を展示する石ノ森萬画館が2001年7月23日にオープンした。市を挙げてマンガを活かした町おこしが始まった。JR東日本もその動きを後押しし、仙石線にマンガッタンライナーを投入した。

【写真】石ノ森章太郎作品のキャラクターが描かれた仙石線の「マンガッタンライナー」。鉄道写真家・武川健太さんが撮り続けたさまざまな風景の中を走る列車、そして引退を前にマンガッタンライナーの思い出を語る地元の人々との風景

「マンガッタン」とは「マンガ」と「マンハッタン」を組み合わせた造語。萬画館が建つ中洲の形がニューヨークのマンハッタン島に似ていることに由来する。JR東日本は2008年には第2編成となる「マンガッタンライナーⅡ」を導入し、石巻市民を沸かせた。

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