JR仙石線「マンガッタンライナー」撮り続けた人生 震災乗り越えた車両引退、思い出を次代につなぐ

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2011年3月11日の東日本大震災は石巻に壊滅的な被害をもたらした。萬画館は津波による浸水で、長期間の休館を余儀なくされた。仙石線も津波により分断され、列車は運行不能に。市内でマンガッタンライナーの姿を見ることができなくなった。

そんなとき、2013年3月23日からピンチヒッターとして、石巻線(小牛田―石巻―女川間)の一部区間で「石巻線マンガッタンライナー」が運行開始した。休館していた萬画館のリニューアルオープンに合わせての運転である。仙石線が復旧するまでの間、震災復興のシンボルとして孤軍奮闘した。

2015年5月30日の仙石線全線復旧に伴い、仙石線のマンガッタンライナーが6月1日から運転再開した。役目を終えた石巻線マンガッタンライナーは、その前日の5月31日、惜しまれながら引退した。

「マンガッタンライナー」を愛する写真家

2022年1月19日には萬画館の開館20周年を機に、仙台から東北本線を経由して石巻に至る仙石東北ラインに新たなマンガッタンライナーが2編成登場した。仙台―石巻間における仙石東北ラインの所要時間は仙石線より短いことから、観光客の多くが仙石東北ラインを利用しているという要因も後押しした。仙石線と仙石東北ライン、2つの路線を走る4本の列車は、地域の交通手段として街に溶け込み、人々に愛され続けてきた――。

マンガッタンライナー 並び
初代の仙石線「マンガッタンライナー」(左)と2代目(撮影:武川健太)

石巻市在住の鉄道写真家、武川健太(32歳)もマンガッタンライナーを愛する1人だ。日々、地元でこれらの列車を撮り続けている。武川も石ノ森と同じ登米市出身。仮面ライダーや戦隊ものに囲まれて育った。

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