現在の鉄道業界にはびこる「全体主義」の正体は? 「安倍政権の軍師」藤井聡氏が力説する公共交通像
公共交通を「かしこく」使う
京都大学大学院教授の藤井聡氏が代表理事を務める日本モビリティ・マネジメント会議(通称:JCOMM)が2025年9月12日から13日の2日間にわたって北海道札幌市の札幌コンベンションセンターで開催された。藤井氏は、第2次安倍晋三内閣時に内閣官房参与を務め「国土強靭化政策」を立案した人物だ。
JCOMMの目的は、渋滞や環境、あるいは個人の健康などの目的に配慮して、過度に自動車に頼る状態から公共交通や自転車等を「かしこく」使う方向へ転換することを促すモビリティ・マネジメントの推進と関係者への支援だ。こうした目的のもと国土交通省と公益社団法人土木学会が共同主催。JCOMMは2006年に第1回を東京工業大学(現・東京科学大学)で開催して以降、今年で20回を数える。



















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