(写真: IYO/PIXTA)
故・加護野忠男神戸大学名誉教授は、優れた経営には3つの精神が必要だと言った(『経営の精神』生産性出版)。
3つの精神
1つ目は「企業精神」である。これは新しいことに挑むアクセルのようなものだ。既存のルールを超克し、新しい秩序を生み出そうという意志の強さを示す。
企業精神を発揮するためには、常識にとらわれない精神的自由、成功の保証がなくても実行に移そうとする意志力、社会的な抵抗があっても戦う闘争心が必要だ。現在の日本企業に欠けていると言われても、弁明の余地はない。
2つ目は「自利の精神」である。自己の利益というと響きはよくないが、少なくとも2つの点で重要な役割を果たす。
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