学校が頭を抱える"子どものネット問題"→「いじめ」「依存」「SNSトラブル」が多い中、「情報リテラシー」を学べるカードゲームが好評の理由

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リテらっこ授業
SNSを通じたトラブルや犯罪被害が全国的に増えており、各学校現場では情報リテラシー教育の模索が続いている(写真:周南市立太華中学校提供)

こども家庭庁「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」の結果によれば、自分専用のスマホを利用する子どもは、小学生で72%、中学生で95.3%、高校生では99.1%に上る。

さらに学校現場でも1人1台端末が配布され、現代の子どもたちは、幼少期からインターネットやデジタル機器の利用が当たり前のものとなりつつある。

一方、インターネットやデジタル機器の利用により、子ども同士のトラブルや犯罪被害に遭うなどの深刻な問題も急増している。

サイバーセキュリティ企業の研究部門が開発

そんな中、子どもたちに遊びながら情報リテラシーを楽しく学んでもらおうと生まれたのがカードゲーム「リテらっこ」だ。

開発したのは、サイバーセキュリティ企業として知られるラックの研究部門、サイバー・グリッド・ジャパン。同部門のICT利用環境啓発支援室は2014年以来、幅広い世代を対象に年間約200件の情報リテラシーの啓発講座や研究活動を行ってきた。

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