利用者が少ないのは理由がある。そもそも第1期区間の沿線には旅客需要を喚起しそうな場所が少ないのだ。目ぼしい施設はカレッジフットボールの試合が行われるアロハスタジアム、ハワイで2番目に大きいショッピングモールのパールリッジセンターといった集客施設もあるが、毎日通うという人は少ないだろう。利用者を増やすためには空港など通勤需要が期待できる場所に駅がある第2期区間の開業が必須なのだ。

にもかかわらず、第1期区間だけを先行して開業した。もともとの予定では2017年に開業しているはずだったが、資金難により建設が大幅に遅れており、利用者が少ないという批判を覚悟で、一部区間だけでも先行開業する必要があったのだろう。
その意味で第2期開業が本番であり、運行時間も朝4時から夜10時半までに延長された。利用者数の目標は「1日2万5000人程度」に引き上げられた。第1期の実績と比べると高い目標だが、これが本来の目標といえる。「第1期は機能面で必要性が高い区間とはいえず、第2期が開業してようやくスカイラインの機能が発揮される」とブランジャルディ市長は話す。
この記事は有料会員限定です
残り 2609文字
