会員限定

〈書評〉『革命の時代 1600年から現在までの進歩と反動』『帝国陸軍 デモクラシーとの相剋』『極秘文書が明かす戦後日本外交』

✎ 1〜 ✎ 505 ✎ 506 ✎ 507 ✎ 508
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

本書の魅力は、近代革命から現代の政治現象までを一貫したロジックで描く明快さにある。成功したのはイギリスの名誉革命のようなボトムアップの漸進的な革命で、フランス革命や中国の文化大革命などトップダウンの急進的な体制転換は社会を混乱に陥れた。著者は第2期トランプ政権を後者に近い反動革命と見なし、その急進性に警鐘を鳴らすが、評者も同じ認識だ。

次ページ『帝国陸軍 デモクラシーとの相剋』
関連記事
トピックボードAD