親の離婚→不登校→通信制に転校、逆境を経て女子高生が「スリランカ留学」で見つけた夢とは?帰国後は広島大に総合型選抜で合格、次の挑戦は…

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天津晶乃さん
経済的に厳しい環境の中、天津晶乃さんはいかにして海外留学を実現したのか(写真:天津晶乃さん提供)

両親の離婚、不登校、全日制高校中退――広島大学教育学部1年生の天津晶乃さんは、「私は人生の“ビリ”をたくさん経験してきた」と語る。逆境を力に変える転機となったのは、高校3年生の夏に実現したスリランカへの留学だった。彼女がスリランカを目指した背景や思いに迫る。

逆境に耐える中、心の糸がプツッと切れた

天津晶乃さんは、海外駐在経験のある両親の下に生まれ、「グローバルな視野を持つ人間になってほしい」という親の意向で、3歳からインターナショナルプリスクールに通っていた。

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オールイングリッシュの環境に戸惑いながらも、おやつに出される輸入菓子に心を躍らせ、幼いながらも異文化に触れる楽しさを感じていたという。

その後、生まれ育った愛知県から千葉県を経て、兵庫県明石市へと転居した天津さんだったが、中学2年生のときに生活が一変する。児童相談所に保護されたことにはじまり、児童養護施設や母子シェルターでの暮らしも経験。中学3年生のときに両親が離婚し、経済的に厳しい母子家庭での生活が始まった。

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