東武上板橋「東上線初勤務」の駅長に聞く日常風景 再開発で大変貌の予感、隣駅は"東武の田園調布"

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さて、いったいどんな町が広がっているのか。2面4線のホームから橋上駅舎を抜けて南口に出ようとすると……。何やら駅前の広い一角が工事の仮囲いで覆われている。その脇には、古い駅ビルが半分取り壊されてあらわな姿をさらしていた。

東武鉄道 東武東上線 上板橋駅南口 駅ビル
上板橋駅南口の駅ビルはすでに半分が取り壊されていた(撮影:鼠入昌史)
【写真】すでに半分が取り壊された上板橋駅南口の駅ビル。1976年の完成当時を記録した貴重な写真と、再開発の真っただ中にある現在の様子を見比べる

大規模な駅前再開発が進行中

川越街道に通じる駅前の商店街までは仮設の通路をたどってやや遠回りを強いられる。まさにいま、上板橋駅の南口は再開発の真っただ中なのだ。

「これまでは西側に出る階段だけだったのですが、それを封鎖していったん東側の階段を仮設しています。今後、駅前に大型マンションができて、広場の整備も進んでいく予定。完成後は階段は東西両方に設けられ、もっと便利になると思いますよ」(川村駅長)

再開発が始まる前は、上板橋駅南口は外に出ても駅前広場の類いは持たず、そのまま生活道路に直結するような町並み。マンションや専門店が入った駅ビルがあるくらいなもので、いかにも私鉄沿線らしい風景だった。

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