三菱電機、営業益予想を200億円引き下げ

常務「中国の影響が表れている」

 10月29日、三菱電機は2016年3月期の営業利益予想を下方修正すると発表した。幕張で6日撮影(2015年 ロイター/YUYA SHINO)

[東京 29日 ロイター] - 三菱電機<6503.T>は29日、2016年3月期の営業利益予想を下方修正すると発表した。

自動車機器は好調に推移しているが、FAシステムや半導体事業が前年同期を下回っていることなどを踏まえ、前年比5.5%減の3000億円(前回予想3200億円)に引き下げた。ただ、営業外費用や税金費用の減少などにより、当期利益は前年比6.3%減の2200億円で据え置いた。

売上高予想は、円安の影響などにより、前年比1.3%増の4兆3800億円(前回予想4兆3700億円)に引き上げた。

前提となる下期の為替レートは1ドル115円、1ユーロ130円。

松山彰宏常務は会見で、営業利益予想を下方修正したことについて「中国の成長鈍化の影響が各事業に表れてきている」と説明。「不透明感がますます強まってきている。とくに中国の経済鈍化が波及する東アジア、日本、欧州などの景気動向がどの程度深刻になっていくかが読み切れない」と厳しい見方を示した。

松山常務によると、第2四半期の受注状況はFAが前年比5%減、半導体は前年に大口受注があった反動もあり、同41%減と大きく落ち込んだ。

 

(志田義寧)

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