部下育成の教科書 リクルートマネジメントソリューションズ・山田直人・木越智彰・本杉健著

部下育成の教科書 リクルートマネジメントソリューションズ・山田直人・木越智彰・本杉健著

「部下育成はうまくいっているだろうか?」これは部下を持つ管理職層であれば一度は頭をよぎる思いだろう。言われたことしかやらない新人、伸び悩む中堅、個人プレーが目立つベテラン……。

会社にはそれぞれ違うキャリアやスキルを持った社員がたくさんいる。では、なぜ部下は思うように育ってくれないのだろうか。

タイトル通り、本書は部下を指導・育成する立場にあるマネジャーに向けた一冊。人材育成や組織開発などを手がけるリクルートマネジメントソリューションズの社員3名による共著である。年間1900社の企業を対象に行なっているという人材育成のトレーニングなどを通じて得たノウハウが惜しみなく盛り込まれており、現場から寄せられる代表的な悩みを解決へと導く実践的な内容となっている。

本来、ビジネスパーソンには「段階」があり、その段階に合わせた育成方法がある。マネジャーの部下である一般社員層は、(1)スターター(社会人)、(2)プレイヤー(ひとり立ち)、(3)メインプレイヤー(一人前)、(4)リーディングプレイヤー(主力)の4つのステージに分けられるのだ。そして、それを把握することで新人、中堅、ベテランのそれぞれに合った育成ができるが、多くの場合は「一般社員」や「部下」というくくりで同じように指導・育成してしまう。

各社員は段階的に成長していくわけだが、部下が今どのステージにいるのかを知るには、本書が提唱する「ものさし」で測ることができる。そして、「ステージの変わり目」=「トランジション」こそが部下育成のチャンスである。トランジションには(1)入り口のサイン、(2)体験、(3)周囲の関わり、(4)核心となる意識・行動、(5)出口のサイン、という5つのプロセスがあり、それらを順調に
クリアしていけば、部下は新しいステージへと上がっていける。

 

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成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。