節電対策で休日シフトはしない--志賀自工会会長が締めの会見


--豊田次期会長に引き継ぐべきこと、進めてやってもらいたいことは。

車体課税の撤廃はやり残したと思っている。自動車取得税がそのままで仮に消費税が上がるという事態はお客様の負担になる。豊田さんが会長に就任したら、すぐの仕事として出てくると思う。

先月の会見でも述べたが豊田次期会長は車が好きな人。2013年には第43回東京モーターショーも開催する。いろんな工夫をしていただきクルマ熱が日本で高めていただくような楽しい企画をやっていってもらいたい。

--会長職をつとめた2年間を振り返ると。

会長に就任した10年5月以降は徐々に円高になった。自工会会長として最初に円高に対する声明を出したのが同年8月で、その後、「五重苦」という言葉を使い出した。かつては日系メーカー同士で戦っていたが、韓国勢やドイツ勢などと世界で戦いを繰り広げるようになった。すべての自工会会員会社が円高という不利な土俵の中で、外に向かって強い団結をした。

その団結が最も象徴的に出たのが東日本大震災だった。震災直後から自工会で動くことができて、どこの会社がどのような支援をするかなどを情報共有できた。自動車工業会という日常的には競争しているメーカーが集まっている業界団体だが、団結して日本の経済、社会に貢献していくという1年で非常に印象的だった。

(写真は昨年10月の定例会見時の志賀会長)

(又吉龍吾 =東洋経済オンライン)

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