かたや、一定の評価を残した①「国際的立場の修復」の論点とは異なり、②の「国内経済の安定化」は手厳しい評価が目立つ。
金融市場にとってニクソン政権と言えば、何を差し置いても1971年8月15日の金・ドル兌換停止宣言、いわゆるニクソンショックが想起される。これにより第2次世界大戦終了後から続いてきた「ドルは金と交換可能」という金ドル本位制を主軸とする国際金融秩序(いわゆるブレトンウッズ体制)が終焉を迎えた。
なぜ、このような政策に踏み込んだのか。
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