アディダスのド派手なPR戦略 武井咲、きゃりー、ザッケローニが登場
アディダス ジャパン(本社・東京都新宿区)は4月6日、東京・新宿に国内最大の直営店「アディダス ブランドコアストア新宿」をオープンする。日本屈指の乗降客数を誇る新宿駅東口前という絶好の立地を生かし、首都圏を中心にさまざまな客層を呼び込み、アディダスブランドの強化につなげる狙いだ。
アディダス ブランドコアストア新宿には全2000点の商品をそろえた。3月末時点で日本国内に全62カ所の直営店を展開するアディダスとしては、最大となる。中でもシューズなどのフットウエアは既存店の2倍以上という。
アディダス ブランドコアストア新宿に懸けるアディダスのPR戦略はド派手だった。5日午前に現地で開かれた記者会見。オープニングイベントには、タレントの武井咲(=タイトル写真=)、モデルのきゃりーぱみゅぱみゅ(=下写真=)、サッカー日本代表の監督で、昨年アジア優勝を果たしたアルベルト・ザッケローニ、世界フィギュアスケート日本代表の村上佳菜子選手が駆け付けた。
いずれも今をときめく人気スターばかりだ。会見場は100人近いとみられる報道陣で埋め尽くされた。いちスポーツ店のオープンでは異例の動員といえるだろう。PR効果は大きい。
スター選手と契約を結びブランドを浸透させていくのが独アディダス流のマーケティング。今回のスターを使ったPR戦略にも、同じ狙いを感じた。どちらかといえば草の根型のマーケティングを進める日本のスポーツブランドにも学ぶところがあるかもしれない。
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
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