セガサミーの里見治会長兼社長がシーガイア現地で記者会見。カジノ含むインテグレーテッドリゾートに意欲

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セガサミーの里見治会長兼社長がシーガイア現地で記者会見。カジノ含むインテグレーテッドリゾートに意欲

2月23日に宮崎県でフェニックス・シーガイア・リゾートの運営会社「フェニックスリゾート」の買収を発表したセガサミーホールディングスは、里見治会長兼社長が、4月4日に現地で記者会見し、買収の報告と今後の運営について意欲を語った。

里見会長は「フェニックス・シーガイア・リゾートは、1993年開業以来約20年を経過した現在も、国内屈指の複合型リゾートであり、非常に高いスペックを有している施設。過去にはサミットを成功させたスタッフの企画運営力とホスピタリティなどが高い価値をもたらしている。今後はセガサミーグループのシナジーを最大限駆使して魅力的なコンテンツを付加し、ホスピタリティやサービス面のさらなる充実、営業面の強化を図っていく」ことを強調した。

今後の経営方針としては「スポーツを切り口としたさまざまな施策は今後も維持発展させ、シェラトンブランド、ダンロップフェニックスの開催も継続させていく。オーシャンドームのような休止中の施設、老朽化している施設も、今後有効なコンテンツとは何かを検討し、積極的に活用していく。集客力を高めるため、国内のみならず、成長著しいアジアを中心としたお客様、ファミリー層にも積極的にアプローチし、そのためには他社との協業、他の観光施設との広域連携、宮崎空港の利便性向上、チャーター便の就航などを要請していく。サンリオショー、アンパンマンショーなども集客力が見込めるコンテンツで、また法制化されればカジノも検討していきたい。米国のラスベガスはコンベンションで人を集め、仕事で来ている父親とその家族が楽しめる施設づくりをしており、ファミリー層も取り込んでいる」として、カジノを含むインテグレーテッドリゾート(IR)を構想していることを明らかにした。

また、アジアからの集客強化については「中国でのプロモーションが弱かったため、中国からの集客がまだ弱い。今後は中国でのCM、旅番組とのタイアップなど、メディアを活用するのが有効と聞いているので、そうしたプロモーション、マーケティングも積極的に展開する一方、格安のLCCのチャーターなども検討していきたい」と語った。

「従業員の給与水準も一部引き上げることを決定」し、早くも全社一丸の体制づくりに着手した。

(堀越 憲二 =東洋経済オンライン)

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