
ハイブリッドシステムには、動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分けるシリーズ・パラレル方式が採用しているが、AWDについてはプロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDが採用されており、スバルらしい優れた走行安定性を実現しているのがポイントだ。
ただそれゆえ、燃費性能はストロングハイブリッドでありながら18.8km/L(X-BREAK S:HEVのWLTCモード燃費)にとどまり、1.8L直噴ターボの13.6km/Lから大幅に向上しているワケではないため、ハイブリッドモデルを選ぶなら燃費性能以外の部分にどこまで魅力を感じることができるかにかかっているといえるだろう。

ただ悩ましいのが、各グレードにハイブリッドとガソリンが用意されているのではなく、ハイブリッド4グレード、ガソリン2グレードとそれぞれに装備内容も異なっているという点だ。
そのため、パワートレインだけでなく、その他の装備も含めてどんな仕様が自分にマッチするのかを考える必要があるのである。
グレードごとの特徴はどうなっている?

新型フォレスターのグレードはカタログ上で6グレードとなっているが、実質的にはハイブリッドモデルの「Premium S:HEV」系と「X-BREAK S:HEV」系、ガソリンターボモデルの「SPORT」系が存在し、各グレードに高度運転支援システムの「アイサイトX」が搭載される「EX」が用意されるといった具合だ。
このアイサイトXはGPSや準天頂衛星システム「みちびき」の情報などを使って高度な運転支援をしてくれるもので、渋滞時のハンズオフ走行などをはじめとした先進機能が追加され、長距離移動がさらに快適になるというもの。
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