「白髪対策の新常識」なぜ生えるのか原因は…脱白髪染め?すぐに生えてくる、老け見えはイヤ《ケアの選択肢》広がる
頭皮や肌の不調などでトラブルがあるとき、生理中、また花粉症やアトピーなどのアレルギー素因をもっている人で症状があるときなど、染めるタイミングに気をつけたい。
もしカラー剤を頭皮につけたときに刺激を感じたら早めに水で流すこと。流してから数時間経っても赤みやかゆみが出るといった場合は、ジアミン系のアレルギーが疑われるので皮膚科を受診しよう。
ジアミンは、とくに白髪を暗く染める白髪染めに多く含まれる。今後、好きな髪色を長く楽しむためにも、優先すべきは美容室の予約ではなく、体調であることを忘れてはいけない。
本来、アルカリカラーは染めるたびにパッチテストをすることが推奨されているが、実際には行われないことも多い。だが、年齢を重ねるとホルモンバランスや自律神経の乱れなどで肌は敏感に傾きやすくなるため、前回大丈夫であっても今回は……ということだって起こりえるのだ。
美容室では申告すればカットの間に簡易的なパッチテストをしたり、カラーの直前に頭皮の保護剤などで頭皮ケアが行われる。むしろ家で染めるほうがパッチテストは行いやすいはずだ。説明書をよく読んで正しく行うことでリスクはぐんと減る。また、頭皮かぶれはカラー剤に触れる回数が増えるほどトラブルのリスクも高まる。染める頻度を減らす工夫が必要だ。
白髪が増えてくると2~3週間ほどですぐに根元を染めたくなるが、頭皮と髪の健康を考えたら短くても1カ月程度は期間を空けるのが安心だ。次の美容室までの2週間はカラートリートメントや一時染毛剤などを取り入れてうまく乗り切ろう。
カラートリートメントを使い、きれいに根元を染めるための手順を以下のとおり写真で紹介しておく(外部配信先では画像を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンラインでお読みください)。

染めるだけでなく、伸びた根元が目立たないヘアスタイル、ヘアアレンジなどでカバーするのも一案だ。
年齢を重ねるほど髪の与える印象は大切
髪はその人を縁取る輪郭であり、印象を決める大きな要素だ。大人の場合、単に白髪さえなければいいのではなく、ツヤやボリュームを保つことも重視したい。
その人の清潔感やいきいき感につながるのは髪の質感だからだ。白髪を隠すことだけに追われず、ふだんから頭皮を保湿したり、ブラッシングで血行を高めたりして健やかな髪を育もう。それが白髪の増えるスピードをゆるめることにもつながっていくのだから。
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