「白髪対策の新常識」なぜ生えるのか原因は…脱白髪染め?すぐに生えてくる、老け見えはイヤ《ケアの選択肢》広がる

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2. ブリーチ(永久染毛剤/医薬部外品)

髪の色を抜く役割をする。部分的に抜いて筋状にする「ハイライト」に使われるのはこれ。大人女性に流行中の金髪風にする場合にはこの薬剤を使い、黒髪の黒色を抜く。髪の傷み、刺激の可能性はカラー剤同様。

ブリーチ
ブリーチで部分的に髪の色を抜いて筋状のハイライトを入れると、地毛と白髪のコントラストがやわらぎ白髪が目立ちにくくなる(写真:筆者提供)
3. カラートリートメント(一時染毛剤/化粧品)

ヘアケア用のトリートメントに染料を入れ、より髪に吸着しやすくしたもの。キューティクルを大きく開かず、髪の外側に染料を吸着させるため傷みはほぼないが、色もちは数日から長くて2週間程度。アルカリカラーと併用することも可能。

カラートリートメント
意外と実力が知られていないカラートリートメント。いまや市販製品のラインナップも豊富(写真:筆者提供)
手軽にカラートリートメントで染める方法
ラップを巻いた指にカラートリートメントをのせ、生え際や分け目など白髪が気になるところだけに塗る方法ならバスルームで手軽にできる(写真:筆者提供)
4. ヘナやハーブの植物染め

ヘナは北アフリカから南アジアに分布する樹木でその葉にオレンジ色の色素をもつ。乾燥させて粉末にし、伝統的な髪染めとして使われてきた。

黒髪は染まらず白髪だけがオレンジ色に染まる。髪の外側に植物の色素を吸着させて染めていくため、髪の傷みは起こりにくいが、一度入れると色が抜けにくくなるのでカラーチェンジが難しい。肌が弱い人の染毛に使われることが多いが、植物だからといってかぶれないとは限らない。

ヘナ
ヘナはインドでは伝承医療に用いられる薬草としても身近なハーブ。沖縄などで栽培された国産もある(右)。乾燥させ、粉砕された粉状のヘナをお湯でといて(左)髪の毛に塗ることで染まる(写真:筆者提供)
5. 一時染毛剤(化粧品)

マスカラやファンデーション、スプレー、スタイリング剤などの形状がある。顔のメイクと同じで、つけたその日だけ染め、洗えば色は落とせる。触れると手に色移りすることもあるが、最近では剤の進化でかなり定着がよくなっている。

アルカリカラーのリスクと回避法、セルフケア

最も一般的に使われるアルカリカラーには注意が必要だ。体調や状況によって、ここに含まれるアルカリ剤やジアミン系化合物で頭皮かぶれを起こす場合があるのだ。

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