「白髪対策の新常識」なぜ生えるのか原因は…脱白髪染め?すぐに生えてくる、老け見えはイヤ《ケアの選択肢》広がる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

白髪と黒髪、その違いはメラニン色素があるかないかだけ。メラニン色素はメラノサイトといわれる色素細胞で作り出され、毛母細胞から作られた毛髪に送り込まれる。「色」と「毛」が別の細胞からできるというこの生体の機序こそ、白髪ができてしまう根本的な要因だ。

色素細胞は、何らかのきっかけがあるとメラニン色素を作るのを休んだり、作っても毛髪に送れなくなったりする。また色素細胞のもととなる幹細胞が枯渇してしまえば色素細胞自体が作られなくなる。

そんなエラーのスイッチとなるのがストレスや加齢、遺伝などだ。とくにストレス要因については、数年前、海外の研究機関でストレスが交感神経を介して色素幹細胞にダメージを与えることが発表された。

マリー・アントワネットは一晩で白髪になったという有名な逸話がある。さすがに話を盛りすぎだが、過大なストレスがかかったことで半年~1年くらいで根元のほうから白くなっていったというのなら、ありえなくもない話というわけだ。

白髪をどうするか?問題の選択肢

白髪を染めて、見た目が若々しくなることで毎日機嫌よくいられ、日々のQOLが上がる。ただ、最も一般的なアルカリカラーには頭皮の健康を損なうリスクがあり、染める回数が多いほど髪も傷みやすくなる。

それをよく理解したうえで自分の体質やライフスタイルに合った方法を考えていく必要がある。主に覚えておきたい染め方は以下の5つだ。

1. アルカリカラー(酸化染毛剤/医薬部外品)

「白髪染め」「ヘアカラー」「ファッションカラー」とも呼ばれる最も一般的なカラー剤。美容室用もセルフ用も同じ成分、仕組みでできている。1剤と2剤を混ぜる2剤式は、明るい色も暗い色も自由自在。

色もちは長いが、染料を髪の内側に入れるためにキューティクルを開くので、十分なケアをしないと髪の傷みにつながりやすい。頭皮への刺激になることもある。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事