伝説の編集長が伝授、会社四季報「夏号」の深読み術。3カ月後の「秋号」でどう書かれるかを予想

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株価チャートとスーツ姿の男性
(写真:taa/PIXTA)
トランプ米大統領の発言次第で激動する株式相場。日本企業の今期業績は6年ぶりに減益となる見通しだが、変化は株式投資の好機だ。『週刊東洋経済』6月14日号の第1特集は「株の道場 激動相場に勝つ株」。『会社四季報』の先取り予想を活用し、有望銘柄を発掘しよう。
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夏号の『会社四季報』に期待する投資家は多いが、実は四季報記者の独自増額は少ない。上場企業で最も多い決算期は3月。夏号は3月決算発表直後の刊行なので、記者が独自予想をするだけの判断材料に乏しい。

注目すべきは12月決算の銘柄

むしろ夏号で注目すべきは、第1コーナーを回ったばかりの12月決算の銘柄だ。この段階で業績上方修正を発表する企業は、通期業績によほど自信があるはず。しかしこの時期は3月期企業の本決算発表に目を奪われ、サプライズ決算も限定期な株価反応に終わっていることが少なくない。

下表は今年4〜5月に上方修正を発表した主な12月決算企業だが、着目したいのは上方修正後の数字に対する第1四半期進捗率だ。各社季節性はあるものの、修正後もなお「30%」を超えていれば今後再び上方修正してくる可能性が高い。下表のオークネットの進捗率は42.4%。前年同期は31.0%だったので今年はさらに有望だ。

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