混戦のフリマアプリ、後発メルカリが爆伸 ダウンロード数は絶好調、ただ競合も相次ぐ
スマートフォン(スマホ)で商品を撮影して気軽に出品。個人間で衣類や雑貨を売買するのに便利な、フリーマーケット(フリマ)アプリの利用が広まっている。
ネットの個人間取引市場ではパソコンが主流の時代から、ヤフーのネットオークション「ヤフオク!」が圧倒的な勢力を誇ってきた。しかし、スマホの浸透を追い風に、フリマアプリが若い世代を中心に利用者を拡大。中でも、ユーザーを急増させているのが、メルカリだ。
2000万ダウンロードが視野に
「年内にも国内ダウンロード(DL)数は2000万を超える」。こう力を込めるのはメルカリの小泉文明取締役。2013年7月にサービスを開始すると、今年2月に国内で1000万DLを突破、9月には1800万DLと、フリマアプリでは国内最大のユーザー基盤を誇る。
これまで、フリマアプリは特定のユーザー層に訴求しやすい、ジャンル特化型のサービスが先行していた。2012年7月に女性向けファッションに限定した「フリル」が先陣を切り、ハンドメード作品に特化した「ミンネ」が続いた。
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