そもそも、マツダの販売台数と利益を牽引するのは北米で、日本やヨーロッパが続く。タイは世界販売の約1%、ASEAN全体でも約6%に過ぎず、撤退も合理的な選択肢となりうるように思えた。
ただ、毛籠社長は「これまでいろいろな人に、マツダはタイから撤退すると言われてきた」と苦笑しつつ、撤退の可能性はきっぱりと否定する。
というのも、マツダにとってタイ、ひいてはASEANが数少ない「成長を期待できる市場」だからだ。
最重要市場のアメリカはトランプ関税によって事業環境の大幅悪化が確実で、日欧は成熟市場で大きな成長は望めない。人口増と経済成長が期待できるタイ・ASEANは手放すわけにはいかない市場だ。
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