エルピーダメモリがついに経営破綻 坂本幸雄社長会見詳報
--金融機関からの支援は最大限受けられたと考えているか。
彼らは彼らの立場で最大限のサポートをしてくれたと理解している。
--今回の件は結局のところ銀行から愛想をつかされたということでは?
そういうふうには、われわれは感じていない。
--坂本社長が経営して、こういう結果になった。今後も、同じ坂本社長が経営して再建できると言えるのか。
言葉ではいろいろなことが言える。われわれが今後、進めていくことが答えになる。
--具体的な再建計画を示さないと、投資家は納得しないだろう。
事実かどうかはわからないが、いま日本の中でもルネサスエレクトロニクス、パナソニック、富士通がシステムLSIで一体になる動きが出てきている。DRAMの中でも何らかの提携が起きてくると思う。
--これから提携となれば、どう話を進めていくのか?
われわれがいろいろなところと提携の話をすると、みなさんはすぐに記事にする。まだ何も決まっていなくて、相手と秘密保持契約も結んでいない間に、どこからか聞いてきたことをすぐに記事にしてしまう。そういうことが、われわれの提携環境をどれだけ阻害しているか。
日本の会社は知らないが、外国の会社はそんな記事が出てきたら、もう提携の話はしなくなる。きちんとしたデータも確かめないうちに、どんどん記事を書く日本のメディアは相当レベルが落ちてきているとボクは思っている。
--従業員のリストラは?
いまは考えていない。
--公的資金を毀損させた責任については。
非常に申し訳ないと思っています。
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(長谷川高宏 撮影:今井康一 =東洋経済オンライン)
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