首都圏のJR「年越し大回り」150円30時間超えの旅 39本の列車乗り継ぎ1035km、SNS通じ挑戦者が続出

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「年越し大回り」に使用した乗車券(筆者撮影)

鉄道ファンの間で有名な「大回り乗車」という鉄道旅行の楽しみ方がある。これは、JRの「大都市近郊区間」と呼ばれる指定された区間内では、実際に乗車した経路にかかわらず最安となる経路で計算した運賃で列車に乗車できる特例を使い、一筆書きの経路であえて大回りをして乗車することをいう。

1035.4kmを150円でまる2日かけて乗り通す

「大都市近郊区間」は、首都圏をはじめ、大阪、福岡、新潟、仙台エリアに設定されているが、首都圏で終夜運転が実施される大みそかから元旦にかけては、一筆書きルート最長となる「北小金―馬橋間」を乗り通すことが可能となり、ファンの間では「年越し大回り」と呼ばれている。

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櫛田 泉 経済ジャーナリスト

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くしだ・せん / Sen Kushida

くしだ・せん●1981年北海道生まれ。札幌光星高等学校、小樽商科大学商学部卒、同大学院商学研究科経営管理修士(MBA)コース修了。大手IT会社の新規事業開発部を経て、北海道岩内町のブランド茶漬け「伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎」をプロデュース。現在、合同会社いわない前浜市場CEOを務める。BSフジサンデ―ドキュメンタリー「今こそ鉄路を活かせ!地方創生への再出発」番組監修。

 

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