保育園「プリスクール」が影響?「英語で学ぶ」小学校の国際コースが増加のなぜ 授業料は年150万~250万円、格差の懸念も…

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ただ、小学校の国際コースの授業料は、年間150万~250万円と高額です。経済格差が国際教育を受けられる機会に直結しており、今後は国公立の小学校でも国際コースが増えるのが期待されます。

一方で課題もあります。英語で指導できる小学校の教員が少なく、担任は小学校教諭免許を持つ日本人に任せ、アシスタントとして外国人を入れるケースも多く、英語による教育の質には懸念があり、教員養成システムの構築が急がれます。

しかし、今後も小学校の国際コース拡大は、単なる英語教育という視点ではなく、英語力をツールにしてほしいという家庭の強い動きです。英語力の高い小学生が増えることは、その先の中学校・高等学校において英語で深みのある学びと世界から進学先を選べるようにしたい家庭の願いです。

英語で学べる中高生は、進学先を世界から選んでいきます。このような進路が都市部だけでは、英語格差が拡大していきます。地方においては、英語格差を広げないためにも英語で教科学習をするイマージョン校などを公立でも増やすことが必要ではないでしょうか。

(注記のない写真: Fast&Slow / PIXTA)

執筆:インターナショナルスクールタイムズ 編集長 村田学
東洋経済education × ICT編集部

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事