頭のいい人に共通「会話で意識する」重要な視点 先生や上司と話す時、どんなことを考える?

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つまり、相手の話をただ聞くだけでなく、また相手の意図をただ聞くのでもなく、しっかりと自分で「なぜ相手は自分にこのことを伝えたのか」を考える必要がある、ということですね。


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例えば、「最近忙しそうじゃないか」と上司から声を掛けられたときに、「はい!忙しいです!」と答える人は少ないと思います。

「忙しそう、って言われるということは、何か自分の仕事に荒い部分があったんじゃないか。その仕事の荒さを指摘するために、『忙しそう』って言ってるんじゃないか……」と、考える人もいるのではないかと思います。

それと同じで、相手から何かの話をされたときに、相手がなぜその話をしたのかを考える習慣がある人は、相手の話から多くのことを学ぶことができる人です。

どういう生徒が東大に受かる?

僕はよく、東大合格者を多く輩出する学校の先生からお話を伺うことが多いです。

そこで、「どういう生徒が伸びやすいのか」「どんな生徒が東大に合格できるほどの思考力を持ち合わせているのか」ということを聞きます。

話を聞く中でも、やはり伸びる生徒の特徴というのは、「つねに先生の話の意図を考える生徒である」とのことでした。

クラスの集会で話したことに対して、後から話を聞いたときに「先生がさっきの話をしたのは、最近クラスの雰囲気がちょっとたるんでるから、それを暗に示すためですよね」「このタイミングでこの話をしたのは、〇〇くんや、僕がこんな話をしてたからですよね」というようなことを言ってくるような、先生の意図を考える習慣が身に付いている生徒だそうです。

「何を」話しているのかではなく、「なぜ」その話をしているのか、という視点で相手の話を聞く習慣を身に付けると、自ずと自分の糧になるものを多く得られるようになります。ぜひ、試してみてください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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