「TikTok」の代替になる?ひしめくアプリの実力 世界一のショート動画プラットフォームに何が

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LINE VOOM
Line
「LINE VOOM」は、LINEが提供するショート動画サービス。TikTokと同様の縦画面、縦スクロールでフォローしているユーザーが投稿したショートを視聴したり、アルゴリズムがおすすめする動画を視聴できる(画像:Line)

手軽に始められるLINE VOOM

動画作成のために豊富なエフェクトや楽曲が用意されており、国内ユーザーなら、おそらく最も手軽に始められるショート動画サービスかもしれない。フォロワー数が多い、人気ユーザーには収益化プログラムも用意されている。

少し気になるのは、VOOMを開始する際に自動的に友だちがフォロー登録されてしまうところ。つまり、友だち(フォロー)リストの設定を変更せずに動画を投稿すると、意図せずLINEの友だち全員にそれが知られてしまうというわけだ。

Triller
Triller
「Triller」もTikTokに近いサービス内容をユーザーに提供しており、音楽やダンス動画を主に投稿するユーザーに、有力なTikTok代替アプリとなりそうだ(画像:Triller)

Trillerは現在、元TikTok幹部のショーン・キム氏がCEOを務めている。キム氏は2019年から2022年までTikTokのプロダクト責任者として「For You」フィード、クリエイターの収益化、開発者向けプラットフォームの構築などを指揮した。

1月8日、TrillerはTikTokがアメリカで禁止される前に、TikTokに投稿した動画をTrillerに転送・保存する「SaveMyTikToks.com」と称するウェブサイトを公開、クリエイターに移行を奨励している。

ただ、TrillerはTikTokに比べるとはるかにユーザー数が少ないうえ、日本での認知度も低い。これまでの動画を移行後も残したい人にはいいかもしれないが、その後の人気拡大にはまずTriller自体の認知拡大が必要だ。

Flashes
Flashes
昨年末から急激にユーザー数を増加させている、X風の分散型SNS「Bluesky」。そのサービスをInstagram風に表示するアプリ「Flashes」(画像:Flashes App / Sebastian Vogelsang)

Blueskyは「AT プロトコル」と呼ばれるSNSプロトコルを採用して、誰でも自由にサーバーを構築し、相互に接続できる分散型SNS。そのルーツはTwitterにあり、Bluesky独立時にはTwitterのCEOだったジャック・ドーシー氏が金銭面で支援もしていた。

動画投稿も可能で、TikTokとはやや違うが、テキスト、ビデオ、写真をシェアでき、ユーザー自身の興味に基づいたカスタムフィードを作って自ら参加することが可能だ。

Flashesはまだ開発中だが、Blueskyにアカウントを作っているなら、こういうアプリもあることは知っておくといいかもしれない。

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