iPhone6s、「ローズゴールド」が"買い"なワケ Apple Watch Sportと完璧コーデが可能に

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42mmモデル組み合わせられたスポーツバンドは、ストーンと呼ばれる新色だ。38mmとは異なる色のバンドが付属しており、38mmモデルの場合はこちらも新色となるラベンダーがペアリングされる。いずれも、白系のカラーではあるが、真っ白ではなく、かわいらしい色合いのローズゴールドが持つ、控えめな側面を表現し引き立たせる。

同梱されるバンドのステンレスのピンは、ローズゴールド仕様となっている点も、こだわりを感じさせてくれる。 

iPhoneとの完璧なカラーコーディネート

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新色ローズゴールドは、ピンクと紫とゴールドを足したような色合いで、かわいらしさと大人っぽさを兼ね備えた雰囲気を漂わせる

Apple Watch Sportに追加された新色のローズゴールド、そしてゴールドによって、iPhone 6sシリーズと色を合わせて持つことができるようになった。

これまで、Apple Watch Sportにはシルバーとスペースグレーが用意されてきたが、iPhone 6でも人気があったゴールド、そしてiPhone 6sに追加されたローズゴールドを揃え、全4色展開となった。

iPhone 6sはデザインこそ変更されていないが、素材はApple Watch Sportと共通の7000シリーズアルミニウムとIon-Xガラスと、全く新しいものに変わっている。色だけでなく素材も完璧に共通化された。スマートフォンとスマートウォッチを完璧なコーディネートで揃えられる、初めての製品群になったといえるだろう。

スマートウォッチはこれまで、どうしても「身につける日常のアイテム」ではなく「ガジェット」というイメージを強く持っていた。Apple Watchも同様で、スマートフォンとは異質のものとしてとらえられていた節が強い。

Apple Watch Sportは、ラインアップの中で最も手が届きやすい価格であると同時に、新色を加えた結果、スマートフォン、スマートウォッチの双方を、ガジェットから身につける日常のアイテムへと昇華させる可能性を、初めて感じることができる組み合わせだ。

すでにApple Watchはスマートウォッチ市場の中ではトップランナーとなっている。IDCの調べによると4~6月期の出荷台数は360万台に及ぶ。今回のゴールド、ローズゴールド効果によって、iPhone 6sとのセット購入が増え、四半期の販売台数を500万台超えの水準に乗せることも視野に入ってくるのではないだろうか。

アップルが制作したiPhone 6sのプロモーション動画では、ローズゴールドモデルで自撮りをするPerfumeが登場し、話題になった。今回、iPhoneを買い換えるのであれば、「最新の6sを使っている」ことを無言のままアピールできる、この新色が買いといえるだろう。

 

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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