教員の給料アップでも「業務削減」必須の訳、学校現場「働き方改革」に高い関心 教育関係者へ「2024年に読まれた記事」トップ10
年末、文部科学省は校務DX化チェックリストの自己点検結果を公表し、学校現場の困り感に寄り添った支援を行うことを明らかにした。今回は、この結果を教育研究家の妹尾昌俊氏に分析してもらった。
FAXだけではない「昭和すぎる学校」4つの損、文科省が道半ばの校務DXを支援
大脳「前頭葉」機能の不活発が増えている理由
子どものからだと心の発達を、全国の子どもを取り巻く専門家の協力を得て40年以上研究しているNGO団体「子どものからだと心・連絡会議」。
当団体によると、近年の日本の多くの子どもたちは、「自律神経が過剰に反応し、睡眠と覚醒、食事、排せつ等の周期の乱れを示し、落ち着いていられず、いわゆる『よい子』であろうと執拗に努力し続けている」状態。アメリカの精神科医ジュディス・ハーマン氏が著書『心的外傷と回復』で述べている「『虐待を受けている子どもたち』と同じ身体症状を呈していると解釈できる」という。
これは何を表すのか。日本体育大学教授であり、「子どものからだと心・連絡会議」議長も務める野井真吾氏に、子どものからだと心の現状と、今必要な子どもの育ちと学びについて聞いた。
子どものからだと心がおかしい、大脳「前頭葉」機能の不活発が増えている理由
スマホが学力を「破壊」する…
「スマホを触ってばかりいると成績が下がる」——。その原因を、「スマホを使用している分だけ勉強や睡眠にあてる時間が短くなるから」だと考える人は多いだろう。しかし、東北大学加齢医学研究所が宮城県仙台市教育委員会と共同で行っている調査からは、ある驚くべき結果が得られたという。
スマホが学力を「破壊」する、成績不振は勉強不足や寝不足ではなかった新事実
生徒たちが疲れ切っていた公立進学校で起きた大変化
創立100年以上の歴史を持ち、長崎県内有数の進学校として知られる県立諫早高等学校(以下、諫早高校)。
近年は脱偏差値型の進路指導「キャリア検討会」に取り組んでおり、総合型選抜や学校推薦型選抜の合格者も増やしている。同校が進めてきたキャリア教育を中心とした学校改革について、その旗振り役である指導教諭の後田康蔵氏に聞いた。
生徒たちが疲れ切っていた公立進学校「脱偏差値型の進路指導」で起きた大変化
学級経営の危機への対処法
新年度が始まってあっという間にひと月が過ぎ、気づけばもう5月も半ばだ。前回は、国立大学法人上越教育大学教職大学院教授の赤坂真二氏に、実現したい学級の姿を描き、その目標から逆算して学級経営の計画を立案するバックキャスト思考を紹介してもらった。
今回は学級経営として注意すべき「6月」を前に、クラスの荒れに対処するポイントを解説してもらった。
学級経営の危機「6月」目前、規律やルールだけではNG「クラスの荒れ」への対処法
都立高校「進学指導重点校」徹底解説
日比谷高校という、東大合格者数が多い高校トップ10に毎年ランクインする都立高校がある。この学校、東京都教育委員会から「進学指導重点校」に指定されており、大学進学指導に重点が置かれているのだ。
「進学指導重点校」とは何なのか。教育水準や合格実績、そして私学中高一貫との違いについて、これまで早稲田アカデミー・駿台・河合塾Wingsで授業に携わってきた教育・受験指導専門家の西村創氏が解説する。
「進学指導重点校」とは?東大合格者数トップ10に入る都立高校の教育水準
(注記のない写真:KazuA / PIXTA)
東洋経済education × ICT編集部
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