韓国・尹政権「最悪の崩壊」で日本に起きること 日韓関係の終わりの始まりになってしまうのか

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少なくとも、この努力は数カ月の政治的不確実性に対処しなければならないだろう。最悪の場合、進歩的な政権が誕生し、韓日関係の改善を遅らせようとするかもしれない。

アメリカでは、バイデン政権によるより強固な日米韓関係の構築に関心がないドナルド・トランプ政権が復活することも日韓関係に水を差しかねない。

石破政権を襲う「パーフェクトストーム」

「日本政府は今、"パーフェクトストーム(破壊的な事態)"に備えなければならない」と、コンサルティング会社ジャパンフォーサイトのトビアス・ハリス代表は言う。

「そして日本は、アメリカの同盟関係に懐疑的なだけでなく、多国間交渉よりも二国間交渉を好み、三国間協力の強化にほとんど関心を示さないアメリカ大統領に直面することになる」

進歩派はまた、弾劾決議が示すように、韓国を事実上の中国封じ込め戦略に引き込もうとするアメリカの試みにも批判的だ。トランプ大統領がこの方向を強く推し進め、防衛費分担の引き上げなど同盟への要求を出せば、抵抗にあうかもしれない。

もっとも、「アメリカとの同盟は韓国で非常に支持が高く、李氏や他の進歩的な人物が関係を損なおうとすることはないのではないか」とエンゲルス教授はみる。「李氏は米中競争においてより中立的な立場になるだろう。リベラル派といえども中国に近づくには限界があるし、韓国の世論も反対するだろう」。

トランプ大統領と新たな韓国政権の間で収束する可能性のある分野の1つは、北朝鮮の金正恩総書記と、北朝鮮との外交的関与を再開する試みかもしれない。文在寅政権は、金正恩総書記との交渉において、第1次トランプ政権のよきパートナーだった。もっとも、韓国側で政権交代があったとしても、北朝鮮側が関心を示すかどうかは定かではない。

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