大人の香水選び、「秋のシーン」に合う7つの提案 香りを吹きかける瞬間に「心のゆとり」を楽しむ

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小磯良江
小磯良江(こいそ・よしえ) ブルーベル・ジャパン パルファムコンサルタント 美容部員などのキャリアを経てブルーベル・ジャパンに入社。同社のフレグランスを販売する高度なスキルを持ったスペシャリスト、「パルファム ソムリエール」の育成を担当する。フレグランスの知識や構造に加え、その香りのバックグラウンドも表現するプロフェッショナルとして、自身も香水にまつわる発信を続けている。『新しい香水の教科書』(マイナビ出版)監修。(写真:本人提供)

香りの説明にとどまらず、調香師が香りに込めた想いを伝えたり、1人ひとりの好みやライフスタイルを細かくヒアリングしたうえで提案するなど、高度なスキルが求められる。小磯氏は、このパルファム ソムリエールを育成する立場だ。

そんな小磯氏に自身の香水選びについて尋ねると、毎年「今年の香り」として、軸になる香りを選んでいるという。

「2024年はバラの香りがする香水を選びました。ブルガリアに『バラの谷』と呼ばれるローズオイルの生産がさかんな地域があって、以前からそこに行きたいと思っており、実際に5月にブルガリアを訪れることができました」

その日の朝起きてから香りを決めることも多いという。「自由に香りを選ぶ日は、空を見て天気や気温から考えたり、朝焼けの色や雲の形からインスピレーションを得ることもあります」と、自身も香りと自由な付き合い方をしている様子がうかがえた。

スソワール ウジャメ オードパルファム
GOUTAL 『スソワール ウジャメ オードパルファム』。小磯氏が2024年の「今年の香り」にしたバラの香りがする香水(画像はブルーベル・ジャパン提供)

暑さが落ち着き、「ウッディ系」が活躍する季節

ここ数日で暑さが弱まり、ひんやりした風を感じるようになってきた。香りのイメージもガラリと変わりそうだが、どのような香りがおすすめなのだろうか。

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