替玉無料「930円朝ラー」のお得さにグッとくる朝 良心的な価格で、朝からお腹いっぱいになれる

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スープはとんこつの旨みがしっかりと出てまろやかでクリーミー。独特の臭みも感じさせる、飾り気のない本物の味わい。つまりは何もトリッキーなことはしていない、昔ながらの王道のとんこつラーメンです。

麺は博多ラーメンでおなじみのストレートの細麺。細めではあるものの細すぎません。麺の硬さは硬い順に「粉落し→ハリガネ→バリカタ→カタ→ふつう→ヤワ」の6段階です。

ラーメンをオーダーした人のほとんどがバリカタを選んでいました。どうやらバリカタがこの店の定番の硬さのようです。ツルツルっとした舌触りと、しっかりしたコシと歯応え、小麦の風味を楽しみながら、すすりました。

そうなんです。「博多らーめん由丸」は、オリジナルのたれでアクセントとか、極細麺とか極厚チャーシューとか、そういう「うちの店ならではの個性」をあえて出していません。多くの人がイメージする博多ラーメンの最大公約数を、ラーメン鉢に体現したという感じ。

麺もスープもチャーシューも味玉もすべての要素がバランス良くきちんとおいしい。

チャーシューは脂身がジューシーだし、きくらげの食感はシャキシャキだし、味玉は黄身がとろとろでしっかり味が染み込んでいて、ひとつひとつが全部及第点以上なうえに、はやり廃りのない味をいつも提供してくれているのは嬉しい限りです。

替玉でお腹いっぱい、110円以上の満足感

スープをなるべく飲まないようにして、麺と具材をたいらげ、替玉を注文します。カウンターごしにスタッフに声をかけて1分ほどで持ってきてもらえました。小鉢に盛られた替玉の中央には青ネギが添えられています。

博多らーめん由丸
小鉢で提供される替玉。麺がくっつく前に大急ぎでスープに投入します(筆者撮影)

ここからは時間との勝負です。麺がくっついてしまう前に、卓上調味料の替玉タレをかけてほぐしてから、スープにドボンと落として、お箸で全体を馴染ませ、トッピングで紅生姜を添えました。

博多らーめん由丸
替玉タレで麺をほぐし、スープの味が薄くなるのを防ぎます(筆者撮影)
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