替玉した2杯目は、1杯目とはまた違ったおいしさ。ちょっと冷めたスープと替玉タレが混じり合って塩気の角が立ち、油っぽさがひっこみ(若干)スッキリした味わいに変化。具なしのため、麺の味をよりしっかりと確認することができます。
後半は、卓上調味料の味変を楽しむフェーズへ。フライドガーリックやすりゴマを入れて香ばしさを、ラー油を垂らして辛味を、お酢ならさっぱり感をプラスできます。より実験的に、自分好みに味に仕上げていくうちに、ラーメン鉢はからっぽに。
お腹いっぱい、大満足の昼ごはんを兼ねた、遅めの朝ごはんとなりました。
回転率が上がる魅力的な施策
今回訪問したのは平日の午前11時30分。この日も朝からそこそこの繁盛っぷりで、40席ほどある店内には、すでに10人以上が着座し、ラーメンをすすっていました。その全員が男性で、早めの昼ごはんを食べているワイシャツ姿と、夜勤明けか休日らしきカジュアルウェアが半々です。
カウンター席では1人客が黙々と、テーブル席では2人連れのサラリーマンがしゃべりながら食べています。なかには、ビールをひっかけながらラーメンという猛者も交じってはいるものの、長居する人はほぼおらず、食べ終わったら即出ていくというタッチアンドゴースタイルの人ばかりです。
1人入店すれば、1人出ていくというリズムを保っていた店内ですが、11時45分頃に立て続けにサラリーマンと思しき男性客が入店し、店内はほぼ満席になりました。「ちょっと早めに店に入って、替玉無料で食べてやろう」という、常連客たちのようです。
混み合う前にと会計を済ませ店の外に出て、近隣のラーメン店を見ながら帰路についたのですが、「博多らーめん由丸」はほぼ満席だったのに、他の店はまだほとんど席が埋まっていませんでした。
どうやら11時台限定のサービスには、ランチ客の入店時間を15分早め、ランチタイムの回転数を1回転増やしてくれる絶大な効果があるようで、お店とお客さんがwin-winな関係が垣間見えた朝です。
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