まず2024年5月20日の頼総統就任演説での特徴は、第1に「台湾」という語を突出して多く使用している点だ。「台湾」の多用は、初の政権交代が起こった2000年の陳水扁総統就任演説から一貫して見られる特徴で、とりわけ2008年および2012年の国民党の馬英九総統就任演説では突出して多く使用された。が、今回の頼清徳演説はそれをも凌駕する使用頻度であった。
中華民国への言及が多い頼清徳総統
第2に、頼清徳演説は「国家」および「世界」という語を多用していた。これは次に挙げる3つ目の特徴と密接にかかわる。
この記事は有料会員限定です。
(残り 3877文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら