1つのスマホで「2つのLINEアカウント」を持つ方法 Android 15の新機能「プライベート スペース」

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プライベート スペース自体を非表示にできる。この状態だと、検索からしか呼び出せない(筆者撮影)

ただし、そのままだと自分も「プライベート スペース」を開くことができなくなってしまう。この状態で「プライベート スペース」を呼び出したいときには、まずアプリ一覧を開いて「プライベート スペース」と入力する。「プライベート」と「スペース」の間にスペース(空白)を入れないと呼び出せないので、入力時には注意したい。

すると、「プライベート スペース」を表示するというボタンが検索上に現れる。ここをタップすると、「プライベート スペース」内に配置したアプリにアクセスすることが可能になる。あくまでロックされている状態でしか非表示にならないため、この機能を重視する場合には、画面ロックのたびに「プライベート スペース」が隠れるように設定しておくようにしたい。

使い勝手との両立は「5分後のロック」

上で紹介した再起動までロックがかからないようにするのとは逆に、画面ロックと同時にロックするか、画面ロックから5分後にロックをかける設定を選択することが可能だ。使い勝手とある程度両立させるのであれば、5分後のロックにしておきたい。ただし、この場合は通知が届かないため、メールやLINEのようなメッセンジャーの場合、連絡があったことがわかりづらい。小まめに「プライベート スペース」のロックを解除するか、あまり頻繁に通知が来ないアプリを設定するようにしたい。

同じアプリを2つインストールし、複数アカウントを持てる機能はサムスンや一部中国メーカーのスマホに実装されているが、Android標準の機能ではなかった。一方で、「プライベート スペース」はAndroid 15自体に組み込まれているため、その他のメーカーの端末に広がることが期待できる。今はPixelシリーズだけだが、徐々にこの機能を備えた端末が増えていくはずだ。

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石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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