ただし、そのままだと自分も「プライベート スペース」を開くことができなくなってしまう。この状態で「プライベート スペース」を呼び出したいときには、まずアプリ一覧を開いて「プライベート スペース」と入力する。「プライベート」と「スペース」の間にスペース(空白)を入れないと呼び出せないので、入力時には注意したい。
すると、「プライベート スペース」を表示するというボタンが検索上に現れる。ここをタップすると、「プライベート スペース」内に配置したアプリにアクセスすることが可能になる。あくまでロックされている状態でしか非表示にならないため、この機能を重視する場合には、画面ロックのたびに「プライベート スペース」が隠れるように設定しておくようにしたい。
使い勝手との両立は「5分後のロック」
上で紹介した再起動までロックがかからないようにするのとは逆に、画面ロックと同時にロックするか、画面ロックから5分後にロックをかける設定を選択することが可能だ。使い勝手とある程度両立させるのであれば、5分後のロックにしておきたい。ただし、この場合は通知が届かないため、メールやLINEのようなメッセンジャーの場合、連絡があったことがわかりづらい。小まめに「プライベート スペース」のロックを解除するか、あまり頻繁に通知が来ないアプリを設定するようにしたい。
同じアプリを2つインストールし、複数アカウントを持てる機能はサムスンや一部中国メーカーのスマホに実装されているが、Android標準の機能ではなかった。一方で、「プライベート スペース」はAndroid 15自体に組み込まれているため、その他のメーカーの端末に広がることが期待できる。今はPixelシリーズだけだが、徐々にこの機能を備えた端末が増えていくはずだ。
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