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ららぽーとで次々増える「試着だけの店」のすごみ お店が嫌う「買うのはネットで」をあえて推奨

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  • 田中 道昭 日本工業大学大学院技術経営研究科教授
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この方向転換により、以後予約客が着実に増えていきました。顧客には商品を自分自身で選んで試着する「商品予約」よりも、自分の体形に合った服や色をAIやプロによって客観的に診断してもらう「体験」が好まれたようです。

顧客のニーズを的確に捉えて体験型にシフトしたことで、集客も売り上げも大きく伸びていく結果となりました。

売上の半分以上は体験予約客による(画像:三井不動産提供)

ファッションが苦手な顧客に照準

方向転換の際、ターゲットにしたのは服を選ぶのが好きなファッション上級者というよりも、ファッションに対する苦手意識を持つ顧客でした。

「自分に合う服がわからない」「どんな色や形の服を選べばいいのか」といった服選びの悩みを持つ顧客を対象にして、その人たちの悩みを解決するサービスを提供したことが成功の背景にあります。

好調を受けて2023年12月に海老名、2024年9月に福岡でららぽーとクローゼットをオープン。今後は10店舗出店を予定しており、売り上げ10億円を目指しています。

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