癒やし効果抜群、初心者も楽しい絶景「山歩き」3選 写真家・根本絵梨子に聞く「リセットされる」訳

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黒部ダム沿いの紅葉
広葉樹林の多い黒部ダム沿いは木々の紅葉を楽しめる(写真:根本絵梨子撮影)

「あとは長野の八島湿原。湿原の周りを歩いたり、周囲の丘から見えたりする風景もきれいです。夏の湿原はお花がきれいですが、私は金色の絨毯が広がる湿原の紅葉が好き。尾瀬も立山も八島湿原も、いい山小屋がいっぱいありますし、近隣に温泉やお風呂があるので、チェックしてみてください」

八島湿原
長野・八島湿原(写真:根本絵梨子撮影)

初心者の山歩きで気をつけるべきことは、まず天候が良好だからといって荷物を減らさないこと。ダウンジャケットやフリースなどの防寒着やレインウェアなど、基本的に必需品と言われるものはすべて持っていくに限る。山では何が起こるかわからない。むしろ荷物は多めに持っていったほうがいい。

もちろん、食べ物もだ。根本さんの場合は、ポテトチップスとチョコレートを持っていく。カロリーを消費するので、エネルギー補給に役立つ。水は重いから、登山ルート周辺に水場があるかどうかも確認すること。水をどれだけ持っていくかによって装備自体の重さも変わってくるから注意しなければならない。浄水器を持っていけば、イザというとき、小さい沢でも水を補給することができる。

八島湿原の山小屋の食
八島湿原の山小屋の食事(写真:根本絵梨子撮影)

「山へ行くときは天気を必ずチェックすること。山をなめやすいのは初心者と、山に慣れ始めた人。山は何が起こるかわからないので、常に注意しながら謙虚な気持ちで臨みましょう。私が子どもの頃以来、再び山歩きをするようになったのは、東京に住んでから。都会と自然のギャップがあるからこそ、山で癒やされるし、都会のよさも見えてくる。とにかく一度行ってみてほしいです」

東洋経済Sports×Innovationでは、スポーツや運動を「知る」「観る」「楽しむ」ことで社会・日常・心身にもたらされるイノベーションを発信しています。
國貞 文隆 ジャーナリスト

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くにさだ ふみたか / Fumitaka Kunisada

1971年生まれ。学習院大学経済学部卒業後、東洋経済新報社記者を経て、コンデナスト・ジャパンへ。『GQ』の編集者としてビジネス・政治記事等を担当。数多くの経営者に取材。明治、大正、昭和の実業家や企業の歴史にも詳しく、現代ベンチャー経営者の内実にも通じている。著書に『慶應の人脈力』『やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学』『社長の勉強法』『カリスマ社長の大失敗』がある。

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