欧米勢も商業銀行へ回帰、三井住友の存在感は高まる--三井住友銀行頭取 國部毅
(12月6日の調査結果公表を受け、書面で得た頭取のコメントは以下)
長年にわたり、損失計上の先送りがなされていたのは、極めて残念なことであり、オリンパスが第三者委員会の提言を真摯に受け止め、ガバナンス強化と再発防止にしっかりと取り組まれることを期待している。
報告内容を精査する必要はあるが、反社会的勢力の関与や未処理の簿外債務はないものと認識している。当行は、主力行として、オリンパスのガバナンスがしっかりと強化され、社会的に意義ある事業がきちんと維持されるよう、必要な支援を行っていく方針だ。
くにべ・たけし
1954年3月生まれ。76年東京大学経済学部卒、住友銀行入行。2003年三井住友銀行執行役員。04年三井住友フィナンシャルグループ企画部長、07年同取締役(現職)。常務執行役員を経て、09年に三井住友銀行取締役兼専務執行役員。11年4月、三井住友銀行頭取兼最高執行役員に就任。
(聞き手:井下健悟、浪川 攻 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2011年12月17日号)
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