セブン&アイの核となった北米コンビニ事業が転換期を迎えている。

セブン&アイ・ホールディングスの主柱、北米事業を担うセブン‐イレブン・インク(SEI)が苦境に立たされている。
7月に発表した2024年度第1四半期(SEIでは24年1〜3月期に相当)決算では、SEIの営業利益は前年同期比4割減の2億ドルと大幅な減益だった。
原因は客数の低迷だ。米国のインフレは激しく、中心顧客である中低所得者層の家計へのダメージは大きい。SEIも価格転嫁を控えたが、想定以上に伸び悩み、競合にも水をあけられている。
さらなる苦戦が予想
だが社内から「第1四半期はマシだった」との声が漏れるように、今後はさらなる苦戦が予想される。注目すべきはガソリン販売だ。
ガソリン販売はSEIの売り上げの半分超、粗利で44%を占める。ここ数年、1ガロン当たりの粗利額は歴史的な高水準が続いた。24年1〜3月期も粗利額は前年同期を上回って推移した。
この記事は有料会員限定です。
(残り 569文字 です)
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら