休憩が有利?意外な人が活躍する「ゆるスポーツ」 苦手なら、人でなく「スポーツが変われ」ばいい
協会立ち上げ当初から、活動を通していろんな人を“プレイヤー”と“クリエイター”にしたいという方向性を掲げていました。スポーツは見るよりプレーするほうがリターンも多い。オーディエンスからプレイヤーにしたいですし、みんなの中に眠っているクリエイターマインドを掘り起こしたいと思っています。
スポーツはたかだか息抜きで遊びです。ということは、うまくいかなくても支障はありません。だからこそ、普段はできないフルスイングができるし、たくさん失敗できる。これこそが、スポーツを含めた遊び全般の価値ではないでしょうか。この社会は遊びを過小評価しすぎているきらいがあるので、遊びの再定義も含めて動いています。
スポーツとは、“再生一時停止ボタン”である
──最後に、澤田さんにとってスポーツとはなんですか?
「Play(プレー)」は、スポーツをするうえで重要なワードです。「Play」には「遊ぶ」などいろいろな意味がありますが、僕が1番好きなのは“再び生まれる”と書く「再生」。僕にとってのスポーツを一言で表すと、「再生一時停止ボタン」です。
そもそもスポーツの語源が「港から離れる」であるように、スポーツは日常を一時停止して非日常を再生し、新しい自分や本来の自分に再び生まれ変わる行為だと感じています。
例えば、親である自分や上司である自分を一時停止して、いったん保留する。そしてまた同じボタンを押して日常に戻る。
ただしスポーツがすばらしいのは、勝つという嬉しい体験や、友達ができたという確かな財産が日常にも生きることです。非日常でも完全なファンタジーではなく、得たものが人生にフィードバックされるという、日常と地続きである点がよいですよね。
「人生に大きな影響を与えるボタンである」と、存在の大切さをかみしめながら日々スポーツの現場に立っています。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら