不透明なカネの流れ、必ず日本に戻って真相を究明する--オリンパス前社長 マイケル・ウッドフォード氏インタビュー
この会社の意思決定のすべては菊川がやっていて、役員は彼の言いなりだ。この瞬間に会社を変えるには、役員を変えるしかない、と強く思った。
その翌週の月曜日(10月3日)に東京からロンドンに非常に落胆した気分で帰ってきた。自分はこの問題を追及したいが、このままでは自分が思うようにはこの問題を解決することはできないし、彼らに透明性を求めても無理だと思ったんだ。
その後、10月11日にプライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)のリポートを添付して、役員たちにメールで送った。日本に来たのは12日だ。
--30年以上も働いた会社とこのような形で争うことになった率直な感想は。
非常にショックだったし、いまでもショックから立ち直れない。ただ、これからは株主がこれにどう反応するかに期待をしている。
(倉沢 美左 撮影:今井康一 =東洋経済オンライン)
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