利用履歴で判明!伸び悩むマッチングアプリ利用 テレビCMで露出増だがビッグデータ分析すると…

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まず注目したいのは、最も市場規模の大きい「恋活アプリ」のユーザー数が約150万人から伸びていないことだ。さらに、同様にアプリ上でのメッセージのやり取りが中心である「婚活アプリ」のユーザー数は約9万人から約7万人へと減少している。自治体との提携やテレビCMの放送といったニュースからはマッチングアプリの普及が進んでいるような印象を受けるが、実際には利用者が伸び悩んでいるとも考えられる。

反対に利用者が増加しているのが、結婚相談所アプリの利用だ。婚活アプリから結婚相談所へのユーザーのシフトが想像されるデータである。結婚相談所がデジタル化を取り入れアプリの利用が進んだことも要因として考えられるが、婚活サービス大手のIBJのデータでも、結婚相談所ネットワークの会員が若年層を中心に増加していることから、やはり結婚相談所の利用者自体も増加していると考えられる。

男女でマッチングアプリの利用に差

年齢1歳ごと・男女別のマッチングアプリ利用率のデータからは、男女それぞれのアプリの捉え方の違いが見えてきた。

まず男性のデータに着目しよう、男性は「恋活アプリ」や「婚活アプリ」といったアプリ上でのメッセージのやり取りが中心のサービスの利用率でどの年齢でも女性を上回っている。一方で「相談所アプリ」の利用は女性より遅い傾向がある。結婚相談所のアプリの利用率のピークは男性が35歳で、女性より5歳も遅い。

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